2023年末にオルカンに2000万円投資したとします。
以降は、毎月5万円積立投資して、2049年11月末まで積立をします。
そして、オルカンの月間期待収益率μを0.5%とします。
このとき、月間収益率の標準偏差σが「5.0%」と「6.0%」では、どれくらいの違いが現れるのか気になったので、シミュレーションしてみました。
当たり前ですが、標準偏差の大きいハイリスクな商品ほど、「勝者はより勝って、敗者はより負ける」という現象が確認できます。
ただ、ここで面白いことは、中央値である上位50%同士を比較すると、標準偏差が小さいほうが良い成績を残しているという点です。
別のシミュレーションでも同様な結果が出ました↓
最近、株式が好調です。日経平均もバブル期の史上最高値を更新しました。
ですが、好調なときこそ、見落とされがちな「守り」について、今後の研究課題としたいと思います。
たとえば、「株式100%」と「株式96%・債券4%」を比較してみたことがあるのですが、シミュレーションに入力するデータ(期待収益率、標準偏差、相関係数)を変えると結果も変わるので、今のところ結論が出ていません。
ここ数年のデータを入力すると「株式100%」のほうが中央値が高い結果になりますが、将来のことは予想できません。個人的には、もう少し資産が増えてくれば、たとえば「株式88%・債券4%・金2%・暗号資産6%」といった具合に分散投資をするのもありだと思います。