ゴールド投資のETFのなかで、一番有名で純資産額が大きいのがGLDだと思います。ティッカーシンボルGLDも「まさにゴールド投資!」って感じですね。
純資産額の比較
ゴールド投資のETFの純資産額は、GLDの一強だと思っていたのですが、調べてみるとIAUの純資産額も大きいようです↓
(2024年3月時点)
eMAXIS Slim 全世界株式の純資産額は2.7兆円です。オルカンよりもIAUのほうが純資産額が大きいです。
ETF歴史の比較
ゴールド投資のETFのなかでは、GLDの歴史が圧倒的に長いと思っていたのですが、ブルームバーグの銘柄情報を見ると、GLDの設定日は2004年11月で、2か月後の2005年1月にIAUが設定されたそうです。
GLDとIAUの歴史の長さは、ほぼ一緒ですね。
さらに、ミニ版を比較すると、GLDMの設定日は2018年6月で、その3年後の2021年にIAUMが設定されたそうです。
ミニ版と書きましたが、
GLDMは、SPDR Gold MiniShares Trust で、
IAUMは、iShares Gold Trust Micro らしいです。
どの銘柄が良いのか迷う
ゴールド投資を「投資の保険」と考えるの出れば、頻繁に売買することがないので、流動性はそこまで気にする必要はないと思います。なので、個人が買うのであれば、知名度のあるGLDの廉価版であるGLDMが良いかなと思います。
GLDMの流動性や純資産額の少なさが気になるのであれば、IAUでしょうか。
ブラックロックのブランドに惹かれて信頼するのであれば、経費率の安いIAUMもありかもしれませんが、SBI証券と楽天証券で調べたところ、IAUMは取り扱っていませんでした。
2025年からゴールド投資を開始します
今のところ、2025年から、現在の株式投資だけではなく、新たにゴールドも始めようと思っています。暗号資産を除くリスク資産の2%をゴールド投資するつもりなので、2025年に30〜40万円相当のゴールドETFを購入予定です。今のところは、GLDMを買うつもりなのですが、迷いますね!
他人の参考意見
ETFを購入する際、「どのETFが王道か?」を知りたいときはwealthnavi社が公表しているホワイトペーパーが参考になると思います。wealthnaviでは、2022年11月に、金の投資銘柄をGLDから経費率の低いIAUに変更したそうです。
高橋ダン著『ゴールド投資』(2021)では、ゴールド投資するのであれば、金の現物購入よりも金ETFのほうを推奨していて、ティッカーでいうと、GLDとIAUをオススメETFとして紹介していました。この2つのETFは、「純資産額と出来高が大きいのが特徴」としています。
タザキ著『お金の名著200冊を読破してわかった!投資の正解』(2022)では、「運用資金が1000万円以上になったら、インフレの対策として金を組み入れるのも良いでしょう」として、著者はIAUを保有していると書いてあります。
朝倉智也著『改訂新版 ETFはこの7本を買いなさい』(2022)では、ゴールド投資のETFとして、IAUが信託報酬の低さでオススメになっていました。
僕が読んだ本のなかで、ゴールドETFの銘柄に関してメモ(と記憶)に残っているのは以上です。僕はゴールド投資といえば、「GLD一強」だと何となく思っていたのですが、実際にはIAUが人気のようです。