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インデックス投資が好きです/取得資格:宅建・FP2級/1988年生まれ/エンジニア/2050年3月末(61歳)でセミリタイア予定

新興国株式の比較

毎月21日に2万円分の投資信託を購入して半年後に売却するというのを、2018年1月21日購入から2023年9月21日購入まで69回やった利益をシミュレーションしてみました。

注意:SBI・新興国株式インデックスの目標ベンチマークは、FTSEエマージング・インデックスです。また、My SMTは信託財産留保額0.3%がかかりますが、シミュレーションでは考慮していません。

 

現在の僕だと、だいたい200万円くらい新興国株に投資しようと思っているので、次は200万円投資のシミュレーションを適当にやってみます。

 

適当に売買日を決めて、2018年5月20日に200万円分購入して、2023年11月10日に全部売却というのをシミュレーションした結果↓

注意:SBI・新興国株式インデックスの目標ベンチマークは、FTSEエマージング・インデックスです。また、My SMTは信託財産留保額0.3%がかかりますが、シミュレーションでは考慮していません。

 

もう1回やってみます。適当に売買日を決めて、2019年6月3日に200万円分購入して、2020年12月24日に全部売却というのをシミュレーションした結果↓

注意:SBI・新興国株式インデックスの目標ベンチマークは、FTSEエマージング・インデックスです。また、My SMTは信託財産留保額0.3%がかかりますが、シミュレーションでは考慮していません。

 

こういうシミュレーションを何回かやってみるには、どうすれば良いんでしょうか。

 

購入日を2018年1月10日〜2024年3月7日のランダムにして、売却日を「購入日+1〜+500日のランダム」(ただし、売却日が2024年3月7日以降の未来になってしまった場合は再度、売買日を生成することにします)とすれば良いのでしょうか

 

たとえば、2018/12/6に200万円分の投資信託を購入して2020/1/11に全額売却、2021/12/19に200万円分の投資信託を購入して2023/1/27に全額売却…みたいにランダムに購入日と売却日を設定するのを50回繰り返してみました。この結果を今日の結論とします。

 

50回シミュレーションをした利益の合計は↓

注意:SBI・新興国株式インデックスの目標ベンチマークは、FTSEエマージング・インデックスです。また、My SMTは信託財産留保額0.3%がかかりますが、シミュレーションでは考慮していません。

 

 My SMT に課される信託財産留保額0.3%も考慮すると、目標ベンチマークMSCIエマージング・マーケット・インデックスの商品のなかでは、僕が購入している eMAXIS slim が一番良いという結論になりそうです。

新興国株式の比較(eMAXIS Slim vs たわらノーロード)

今回は、eMAXIS Slim vs たわらノーロードの新興国株インデックス比較をしてみたいと思います。

 

結論

eMAXIS Slimのほうが優勢

 

結果

毎月10日に2万円分の投資信託を購入して、翌月10日に全額売却というのを2018年1月10日に購入から2024年1月10日に購入までの73回やってみます。

結果は、slim 49勝(たわらノーロード 24勝)

総額で945円 slimのほうが得になりました。

 

次は、毎月20日に2万円分の投資信託を購入して、翌月20日に全額売却というのを2018年1月20日に購入から2024年1月20日に購入までの73回やってみます。

結果は、slim 52勝(たわらノーロード 21勝)

総額で1,398円 slimのほうが得になりました。

 

新興国株式の比較(eMAXIS Slim vs 雪だるま) #02

また、新興国株の比較(eMAXIS Slim vs 雪だるま)をやってみたいと思います。

 

前回とは違った条件でシミュレーションしてみます。

maguro2020.hatenablog.com

 

今回は、毎月15日に2万円分の投資信託を購入して、翌月の25日に売却(1か月10日後に売却)というシミュレーションを繰り返すことにしました。購入日は、2018年1月15日~2024年1月15日です。

 

つまり、2018年1月15日に購入して2018年2月25日に売却、2018年2月15日に購入して2018年3月25日に売却、2018年3月15日に購入して2018年4月25日に売却……2024年1月15日に購入して2024年2月25日に売却という具合に、73回の売買をした結果を計算します。詳しい計算方法は、この記事の最後に書きました。

 

先に、計算結果を書きます↓

73回売買した結果、slim 38勝(雪だるま 35勝)でした。

総額で1,387円 slimのほうが得になりました。 2万円の売買を73回やったので、売買金額は146万円です。146万円分の売買をして、たったの1,387円の差しか生まれませんでした。率にすると、約0.1%の差です。気にするだけ時間の無駄ですね。

 

ちなみに、それぞれの商品の目標ベンチマークですが、eMAXIS Slimのほうは「MSCIエマージング・マーケット・インデックス(円換算ベース)」で、雪だるまのほうは「FTSE・エマージング・インデックス(円換算ベース)」です。目標ベンチマークが違っても、大きな差はでないようです。

 

次に、毎月6日に購入して、翌月の6日に売却(1か月後に売却)というシミュレーションをしてみました。

 

結果はこちら↓

73回売買した結果、slim 34勝(雪だるま 39勝)でした。勝敗が逆転しました。

総額で706円 雪だるまのほうが得になりました。

 

では、4日ずらして、毎月10日に購入して、翌月の10日に売却(1か月後に売却)というシミュレーションすると、どうなるでしょうか?

 

結果↓

 

73回売買した結果、slim 33勝(雪だるま 40勝)でした。

総額で797円 雪だるまのほうが得になりました。

 

ちなみに、SBI証券で、それぞれの商品の期間5年の騰落率を比較すると、slimが+45.38%で、雪だるまが+49.72%になっていました(2024年3月11日時点)

 

シミュレーション方法

基準価額を日付順(昇順:古い順)で並べたExcelシートを用意します。

 

そして、購入日セルに、たとえば、「2018年1月15日」と入れます。

 

そのあと、「2018年1月15日」の基準価額を出力するセルをつくります。VLOOK関数を使います。VLOOK関数の検索条件は、近似値にします。近似値にすると、基準価額の一覧から「2018年1月15日」を検索して、「2018年1月15日」超えない最大の値を検索します。たとえば、「2018年1月15日」の基準価額が存在すれば、「2018年1月15日」の基準価額を出力しますし、もし「2018年1月15日」が休日だとして、その日に基準価額が存在しないのであれば、2018年1月14日とか2018年1月13日などの基準価額が出力されます。

 

たとえば、2018年1月15日の「eMAXIS Slim 新興国株式」基準価額を検索したところ、11,367円と出力されました。

 

この日に2万円分の投資信託を購入したとします。基準価額は1万口購入したときの価格ですから、1口あたりの価格は、11,367÷1万をすれば、1.1367円と計算できます。これを2万円分購入するので、約17594.79口購入できます。小数点以下の扱いについては、証券会社ごとに処理方法は異なるようです。僕は、小数点以下を切り上げで計算して、17595口購入したことにして計算します。小数点以下の処理方法によって、1円程度の誤差が生じます。僕の計算は、小数点以下を切り上げしているので、場合によっては、小数点以下の処理のおかげで1円得することがあります。実際の証券口座の取引で計算してみると、顧客が得する側(小数点以下は切り上げ)という処理をしているケースが多いようです。

 

そして、2018年2月25日に投資信託を売却します。2018年2月25日の「eMAXIS Slim 新興国株式」基準価額を検索したところ、10,913円と出力されました。1口あたりの価格は、10,913÷1万をすれば、1.0913円と計算できます。そして、保有口数は17595口なので、全額売却すると、19201.4235円となります。今回、僕は、小数以下は四捨五入として計算します。すると、19,201円になります。

 

つまり、20,000円の投資が19,201円になって返ってきたということです。

同じ期間に同じ投資を「SBI・新興国株式(雪だるま)」で行った場合、20,000円の投資が19,296円になって返ってきたという計算になりました。

 

つまり、この期間に売買をしたとき、

 

19,296 - 19,201 = 95円

 

95円「SBI・新興国株式(雪だるま)」のほうがお得だったという計算になります。

 

こんな感じでシミュレーションしました。

ゴールド投資のETF

ゴールド投資のETFのなかで、一番有名で純資産額が大きいのがGLDだと思います。ティッカーシンボルGLDも「まさにゴールド投資!」って感じですね。

 

純資産額の比較

ゴールド投資のETFの純資産額は、GLDの一強だと思っていたのですが、調べてみるとIAUの純資産額も大きいようです↓

(2024年3月時点)

 

eMAXIS Slim 全世界株式の純資産額は2.7兆円です。オルカンよりもIAUのほうが純資産額が大きいです。

 

ETF歴史の比較

ゴールド投資のETFのなかでは、GLDの歴史が圧倒的に長いと思っていたのですが、ブルームバーグの銘柄情報を見ると、GLDの設定日は2004年11月で、2か月後の2005年1月にIAUが設定されたそうです。

 

GLDとIAUの歴史の長さは、ほぼ一緒ですね。

 

さらに、ミニ版を比較すると、GLDMの設定日は2018年6月で、その3年後の2021年にIAUMが設定されたそうです。

 

ミニ版と書きましたが、

GLDMは、SPDR Gold MiniShares Trust で、

IAUMは、iShares Gold Trust Micro らしいです。

 

どの銘柄が良いのか迷う

ゴールド投資を「投資の保険」と考えるの出れば、頻繁に売買することがないので、流動性はそこまで気にする必要はないと思います。なので、個人が買うのであれば、知名度のあるGLDの廉価版であるGLDMが良いかなと思います。

 

GLDMの流動性や純資産額の少なさが気になるのであれば、IAUでしょうか。

 

ブラックロックのブランドに惹かれて信頼するのであれば、経費率の安いIAUMもありかもしれませんが、SBI証券楽天証券で調べたところ、IAUMは取り扱っていませんでした。

 

2025年からゴールド投資を開始します

今のところ、2025年から、現在の株式投資だけではなく、新たにゴールドも始めようと思っています。暗号資産を除くリスク資産の2%をゴールド投資するつもりなので、2025年に30〜40万円相当のゴールドETFを購入予定です。今のところは、GLDMを買うつもりなのですが、迷いますね!

 

他人の参考意見

ETFを購入する際、「どのETFが王道か?」を知りたいときはwealthnavi社が公表しているホワイトペーパーが参考になると思います。wealthnaviでは、2022年11月に、金の投資銘柄をGLDから経費率の低いIAUに変更したそうです。

 

高橋ダン著『ゴールド投資』(2021)では、ゴールド投資するのであれば、金の現物購入よりも金ETFのほうを推奨していて、ティッカーでいうと、GLDIAUをオススメETFとして紹介していました。この2つのETFは、「純資産額と出来高が大きいのが特徴」としています。

 

タザキ著『お金の名著200冊を読破してわかった!投資の正解』(2022)では、「運用資金が1000万円以上になったら、インフレの対策として金を組み入れるのも良いでしょう」として、著者はIAU保有していると書いてあります。

 

朝倉智也著『改訂新版 ETFはこの7本を買いなさい』(2022)では、ゴールド投資のETFとして、IAUが信託報酬の低さでオススメになっていました。

 

僕が読んだ本のなかで、ゴールドETFの銘柄に関してメモ(と記憶)に残っているのは以上です。僕はゴールド投資といえば、「GLD一強」だと何となく思っていたのですが、実際にはIAUが人気のようです。

債券投資の効果を検証してみた

僕は、債券投資があまり好きではありません。

 

リターンという観点で考えれば、債券は株式よりも劣りますし、ここ20年を振り返ると、慢性的に低金利がつづき、債券投資のメリットは薄れている気がします。

 

守りを重視するのであれば、債券よりも銀行預金が一番だと思います。現金を銀行預金しておけば、債券のように価格下落することはないですし、「すぐに現金が欲しい!」というときは、コンビニのATMに走っていけば現金が手に入ります。銀行預金は、長期的に見ればインフレリスクがありますが、「便利を享受するための手数料」と納得できるほどです。

 

僕は、基本的には、手間を考えると、リスク資産は「全世界株インデックス投資100%」が最適で、あとは個人のリスク許容度にあわせて現金比率を調整するのが良いと思います。もうひと手間をかける余裕があるのであれば、「株式90%・債券4%・ゴールド2%・暗号資産4%」などと分散するのもありだと思いますが、手間をかけて分散投資をしても、「株式100%」に劣る可能性が十分にあります。

 

でも、場合によっては、債券投資が有利になる場合もあります。たとえば、「株式が暴落したときに、どうしてもリスク資産を取り崩さなきゃいけない」という場合です。

 

今回、「株式100%」投資と「債券10%・株式90%」投資の比較シミュレーションしてみます。

 

想定シナリオは、以下です。

 

20xx年1月1日に、2000万円を運用していて、20xx年6月1日にトラブルに見舞われて、緊急的に70万円のリスク資産を取崩すことになりました。このとき、年初来で債券は-10%の成績で株式は-40%です。取り崩した後、現在にかけて、債券は+5%の成績で株式は+7%の成績だったとします。

 

年初〜取崩し日までを「t1 ~ t2」として、取崩し日〜現在を「t2 〜t3」とすれば、現在の金融資産(下図のC14セル)の計算式はこうなります。1つのセルに強引にまとめたので、煩雑ですが…。

 

(厳密に言えば、上の計算式は正しくないこともあります。たとえば、「取崩し額が大きいとき」などです。本来は、場合分けが必要ですが、式が煩雑になるので、今回は上の簡易式で計算します)

 

Excelで計算した結果、現在の金融資産資産は、

「株式100%」運用の場合、12,091,000円でした。

「債券10%・株式90%」運用の場合、12,709,200円でした。

 

「債券10%・株式90%」のほうが成績が良いです。

 

一応、検算してみます。

 

「株式100%」の場合

まずは、「株式100%」を検算します。1月1日時点で、株式の保有額が2000万円で、70万円を取り崩そうとしたとき、-40%の成績なので、株式の保有額は1200万円です。ここから70万円分を売却するので1130万円になります。そこから、現在にかけて+7%の成績ですから、現在の金融資産は1209.1万円です。

 

「債券10%・株式90%」の場合

次に、「債券10%・株式90%」で検算します。1月1日時点で、債券の保有額は200万円で、株式の保有額は1800万円です。70万円を取り崩そうとしたとき、債券は-10%の成績なので、債券の保有額は180万円です。株式は-40%の成績なので、株式の保有額は1080万円です。ここで、70万円を取り崩すわけですが、「最近は株式が下がっているから、株式は売るのはもったいない。債券70万円を取り崩して、株式は取り崩しはやめよう」とか私情を挟まずに、機械的に、取り崩し後に「債券10%・株式90%」になるように取り崩します。つまり、債券を61万円取り崩して、株式を9万円取り崩します。すると、取り崩し後は、債券は119万円保有して、株式は1071万円保有になります。計算すると「債券10%・株式90%」の配分になっていますね。そのあと、現在にかけて債券は+5%の成績ですから124.95万円になって、株式は+7%の成績ですから1145.97万円になって、債券+株式の合計は1270.92万円です。

 

このように、場合によっては、債券投資が効果的な場合もあるようです。

 

もちろんシミュレーション条件によっては結果は異なります。「債券を持つかわりに現金を多めに持っておく」という戦略もあります。たとえば、金融資産が2000万円の人は、「現金180万円・株式1700万円・債券120万円」よりも「現金200万円・株式1800万円」としたほうが良いのかもしれません。適当な条件をいくつか発生させて、モンテカルロ法でシミュレーションすると面白いかもしれませんが、結局は前提条件によって答えはバラバラです。また今度、色々と考えてみたいと思います。

全世界株式投資の新興国割合を高めたい

僕は、2023年までは米国の情報セクターに投資することが多かったのですが、2024年以降は、新たに投資する分に関しては、基本的にはeMAXIS Slim 全世界株式(通称:オルカン)を購入しています。

 

オルカンの目論見書を見ると、新興国の割合が約11%です。

 

僕としては、もう少し新興国に投資したいなと思いました。『FACTFULNESS』(2019)を読んだり、ほかのニュースを読んだりしているうちに、「新興国への投資は面白そうだな」と感じるようになりました。

 

たとえば、オルカン100%投資だと、地域別のポートフォリオはこうなります↓

 

ここで、新興国の割合を増やすために、eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)を20%混ぜるとどうなるでしょうか?

 

eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)は、日本の比率が33.3%と高めなので、オルカン(除く日本)を70%購入して、米国も好きなので10%購入して、残る20%を3地域均等型にするとどうなるでしょうか。

 

まあ、このような感じで、2023年中に色々と考えた結果、2024年1月の年初一括投資したときは、eMAXIS Slim シリーズの全世界株式(オルカン)を90%、新興国株式を10%という割合で購入しました。細かくいうと、お小遣い用で別に投資したりなど色々とあるのですが、ここでは省略。

 

しばらくは、情報産業の中心地である米国の時代が続きそうですが、今のうちに価格が低迷している新興国株式を積み立てておけば、30年後くらいには良い結果が得られる可能性があるのではと思います。

 

【月間報告】2024年02月

今月も月末の資産確認を行いました↓

1月末の時点で、日本円の残高が388万円と目標よりも多かったので、2月に米国の短期国債を買いました。

 

各資産の割合も確認しておきます↓

暗号資産が順調なようですね。

 

株式も順調です。とくに、2024年2月は日経平均がバブル期につけた史上最高値を34年ぶりに更新しました。明るいニュースですね。

 

最近、お金の勉強するモチベーションが下がってきました。ある程度、自分のなかで、最適解だなと思う投資方法を見つけたのが原因だと思います。投資という100点満点のテストで、94点くらい取れるようになったので、これ以上は努力しても、点数の向上は見込めない気がしてきました。あとは、運を天に任せようかなと思います。

 

僕の場合は、「僕の金融資産を全世界株式市場に任せる」ということになりますね。個人的には、投資は偶然がもたらす要素が大きいと思います。

 

maguro2020.hatenablog.com

 

5月にFP1級を受験するつもりでしたが、受験をやめることにしました。今は、勉強へのモチベーションがわきません。家族と過ごす時間を大切にしたいと思います。