マグロ大好き! -技術者のお金blog-

インデックス投資が好きです/取得資格:宅建・FP2級/1988年生まれ/エンジニア/2050年3月末(61歳)でセミリタイア予定

ニッセイ世界株式ファンド(GDP型バスケット)

ニッセイの世界株式ファンド(GDP型バスケット)は面白いファンドです。以下「GDPバスケット」と書きます。

 

GDPバスケット」は、名目GDP比率に基づいて、「国内」「先進国(除く日本)」「新興国」へ分散投資を行うファンドです。GDP比率に基づいているため、僕が投資したいと思っている新興国の割合が高いです↓

 

GDPバスケット」の概要を日経新聞で確認してみます。

 

実質信託報酬は「0.1144 %」らしいです。新興国株式への投資が44%もあるのに信託報酬が安いですね。ただ、設定日から3年以上経過していますが、純資産総額が18億円(2023年12月1日現在)と人気がありません。日経新聞では、「運用区分:アクティブ型」と分類されています。

 

eMAXIS slim シリーズの先進国(除く日本)、TOPIX新興国を組み合わせた場合と「GDPバスケット」はどちらが有利なのでしょうか。

 

シミュレーションしてみました。

 

GDPバスケット」の純資産総額が1億円を超えた2020年8月から2023年10月まで、毎月20日に10万円分の「GDPバスケット」を購入するのと、同期間、slimシリーズの先進国(除く日本)を毎月5.2万円分、TOPIXを0.4万円分、新興国を4.4万円分の組合せを購入した場合をシミュレーションしてみます。投資元本は400万円です。

さすがに、ベンチマークが似通っているので、差が分かりませんね。同時期ごとに、両者を比較した差額をプロットしたものが下図です(プラスであればあるほど、他方よりも優位です)

正直、僕が購入しているslimシリーズのほうが圧倒的に優位だと思っていましたが、「GDPバスケット」は実質信託報酬0.1144%だけあってslimシリーズと拮抗していますね。