投資において、「前半に好景気が来る」vs「後半に好景気が来る」のはどちらが良いのでしょうか。
以下、「先行逃切り型」投資信託(通称:ブルー投信)と「後半追上げ型」投資信託(通称:レッド投信)という2つの商品を勝手に作ったので比較してみたいと思います。
積立投資の場合
毎月4万円を積み立てして、24か月後の評価額を比較します。
例題1
2つの投資信託の騰落率を以下に設定します。ブルー投信は前半の成績が良くて、徐々に成績が悪くなる投資信託です。レッド投信は逆です。
この場合、最終的には、どちらのほうが成績が良いのでしょうか…
このあたりのクイズは、直感的に正解できるようになりたいところですね。
例題2
2つの投資信託の騰落率を以下に設定します。
この場合はどうでしょうか
後半の成績が良いほうが、成績が良いですね。
例題3
2つの投資信託の騰落率を以下に設定します。
暴落のタイミングが違う場合、どうなるのでしょうか
こちらも、後半の成績が良いほうが、成績が良いですね。
後半追上げのほうが成績が良いという法則(少し考えれば、当たり前かもしれませんが)を確認することができたと思います。
一括投資の場合
初月に100万円一括投資して、24か月後の評価額を比較します。
例題1
2つの投資信託の騰落率を以下に設定します。
結果は↓
「100×1×1×7」と「100×7×1×1」が一緒なのと同じですね。一応、例題2と例題3も確認しておきましょう。
例題2
2つの投資信託の騰落率を以下に設定します。
例題3
2つの投資信託の騰落率を以下に設定します。
まとめ
やはり、20代〜30代の若い時期に、リスクの高い商品に投資して、運用額が大きくなってきたら、キャッシュ保有率や債権保有率を上げていくのが良いでしょうね。