マグロ大好き! -技術者のお金blog-

インデックス投資が好きです/取得資格:宅建・FP2級/1988年生まれ/エンジニア/2050年3月末(61歳)でセミリタイア予定

投資信託のコストは生涯で200〜300万円くらい

投資信託を買うときに、信託報酬のコストが一番気になります。

 

少しでも信託報酬とか実質コストが安い投資信託を買いたいと思うのですが、実際のところ、投資信託保有コストはどれくらいかかるのでしょうか。貴重な時間を浪費してまで、最安のコストを追い求める価値があるのか気になったので、投資信託のコストは生涯でどれくらいか簡単に概算してみました。

 

まずは、生涯でどれくらいの金額を投資に回すのかを仮定します。とりあえず、2024年〜2049年まで投資すると仮定します。実際には2049年以降も投資を続けると思いますが、2050年以降は取り崩しフェーズに突入するので、計算を簡単にするため、2024年〜2049年までの投資にかかるコストを算出します。

 

とりあえず、今回は、2024年の年初に800万円投資して、以降は下図の金額を年始に投資するとします。

計算条件

投資信託は年率4.0%のリターン

投資信託の実質コストは0.17%

(計算を簡単にするため、色々な条件は無視しています)

 

2024年の実質コスト

2024年は年初に800万円を投資して、実質コスト0.0%であれば、年末には4.0%増の832万円になります。年利から実質コスト(0.17%)を差し引いて、年利3.83%とすれば、年末価格は8,306,400円になります。簡易な概算ですが、2024年の実質コストは、年間13,600円です。

 

2049年まで投資すると、実質コストはどうなる?

2049年まで積立投資すると、投資元本は3,637万円になります。運用の利回りを年4.0%とすると、2049年末の評価額は73,692,724円です。実質コストを考慮して、運用利回りを年3.83%とすると、2049年末の評価額は71,419,041円です。よって、今回のシミュレーションでは、投資投資にかかる生涯コストは2,273,683円です。

 

2024年の実質コスト年間13,600円に対して、2024年〜2049年の実質コストは2,273,683円ですから、実に167倍です。複利の力は恐ろしいです。

 

実質コストが0.2%になると、どうなる?

実質コストが0.17%→0.2%になると、生涯で2,666,850円のコストがかかります。実質コスト0.17%と比較して、コストは393,167円増えます。ちなみに、2024年だけに着目して、実質コスト0.17%と0.2%の年間のコスト差を算出すると、2,400円の差です。

 

実質コストが0.4%になると、どうなる?

実質コストが0.4%になると、生涯で5,227,748円のコストがかかります。

 

まとめ

投資信託のコストを年0.17%とすると、生涯で200〜300万円くらいのコストを支払うことになります。生涯にわたって投資を継続すると、投資信託の商品別のコスト差は数十万円くらいになるので、それなりにコストは気にすると良いかもしれません。