少し前に、水瀬ケンイチ著『お金は寝かせて増やしなさい』(2017)を読みました。
本書を読む以前に、すでに何冊も投資本を読んでいたので、個人的には、とくに目新しい内容は無かったのですが、第5章に「涙と苦労のインデックス投資家15年実践記」という章があって、筆者がインデックス投資の記録を取り始めてからの経験が載っていて、色々と感じることがありました。貴重な体験談でした。
僕もこのblogを20年とか長期間にわたって続けて、長期間の投資記録を残せたら良いなと思いました。
僕が投資を始めたのは2013年なので、2008年のリーマン・ショックや、2011年の東日本大震災による市場の混乱というのを経験していません。本書を読んで、少しだけですが、リーマン・ショックのときの雰囲気を体感することができました。
もし、僕がリーマン・ショックを経験していれば、仕事にも手がつかず、投資を引退していたか、逆に投資の勉強を本格的に始めていたかもしれません。
僕が経験したショックといえば、2020年春のコロナ・ショックです。blogを始めたのは2020年12月なので、コロナショック当時の感情をblogに記録することはできませんでしたが、思い返すと、先行きが不透明で、いつまで経済活動が停滞するか不安だったのを覚えています。そして、2020年3月13日、保有していた日本株を思い切って損切りしました(当時は思い切って損切りしたつもりでしたが、取引履歴を見ると、保有株の2~3割程度しか売却していません)。
そして、僕は、その後のコロナ・ショックからのV字回復を取り逃しています。僕が、再び株を大量に買い始めたのは、2021年ごろです。
「稲妻が輝く瞬間」に市場に居合わせることの重要性が分かりますね。
コロナ・ショック時の僕の株式取引については、情報を整理して、いつか記事にできたら良いなと思います。