クレジットカードの還元率について、第2回目の記事です。
前回の記事はこちら↓
クレジットカードの還元率 #1(毎月利用額ごとポイント vs 都度ポイント) - マグロ大好き! -技術者のお金blog-
今回は、pt換金最低単位について考えてみます。
以下のように、「カードa」と「カードb」のポイント付与ルールがある場合、どちらのカードのほうがお得でしょうか。
今回は「pt換金最低単位」が違います。
つまり、「カードa」は、100pt貯まったら100円還元するのに対して、「カードb」は500pt貯めないと500円還元してくれない、ということです。どちらも 1pt = 1円 ですが、「カードb」のほうが還元効率が悪いですね。
具体的に数値を代入して考えてみましょう。
たとえば、毎月のクレカ利用額が12万円とします。
すると、「カードa」も「カードb」ともに、1ヶ月あたり1,200pt貯まります。1年間だと、14,400pt貯まります。
貯まった14,400ptに対して、「カードa」は100ptあたり100円還元してくれるので、年間で14,400円還元してくれることになりますね。
一方、「カードb」は500ptあたり500円還元なので、年間で14,000円還元してくれることになりますね。
1年間の実質還元率を計算すると、「カードa」は実質還元率は1.00%で、「カードb」は実質還元率は0.97%ですね。
クレジットカードの月額利用額に対する「カードa」と「カードb」の実質還元率をグラフ化すると下図になります。
ちなみに、実質還元率を計算する際の期間を5年にすると、「カードa」と「カードb」の実質還元率の差は小さくなります↓
長期間で考えれば、100ptごとに100円還元だろうが、500ptごとに500円還元だろうが関係なくなってくるということですね。
▼第2回目の記事のまとめ
実質還元率を計算する際は、「pt換金最低単位」 と「実質還元率を計算する期間」に着目する必要がある。
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