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インデックス投資が好きです/取得資格:宅建・FP2級/1988年生まれ/エンジニア/2050年3月末(61歳)でセミリタイア予定

クレジットカードの還元率 #2(pt換金最低単位)

クレジットカードの還元率について、第2回目の記事です。

前回の記事はこちら↓

クレジットカードの還元率 #1(毎月利用額ごとポイント vs 都度ポイント) - マグロ大好き! -技術者のお金blog-

 

今回は、pt換金最低単位について考えてみます。

 

以下のように、「カードa」と「カードb」のポイント付与ルールがある場合、どちらのカードのほうがお得でしょうか。

今回は「pt換金最低単位」が違います。

 

つまり、「カードa」は、100pt貯まったら100円還元するのに対して、「カードb」は500pt貯めないと500円還元してくれない、ということです。どちらも 1pt = 1円 ですが、「カードb」のほうが還元効率が悪いですね。

 

具体的に数値を代入して考えてみましょう。

 

たとえば、毎月のクレカ利用額が12万円とします。

 

すると、「カードa」も「カードb」ともに、1ヶ月あたり1,200pt貯まります。1年間だと、14,400pt貯まります。

 

貯まった14,400ptに対して、「カードa」は100ptあたり100円還元してくれるので、年間で14,400円還元してくれることになりますね。

 

一方、「カードb」は500ptあたり500円還元なので、年間で14,000円還元してくれることになりますね。

 

1年間の実質還元率を計算すると、「カードa」は実質還元率は1.00%で、「カードb」は実質還元率は0.97%ですね。

 

クレジットカードの月額利用額に対する「カードa」と「カードb」の実質還元率をグラフ化すると下図になります。

 

ちなみに、実質還元率を計算する際の期間を5年にすると、「カードa」と「カードb」の実質還元率の差は小さくなります↓

長期間で考えれば、100ptごとに100円還元だろうが、500ptごとに500円還元だろうが関係なくなってくるということですね。

 

▼第2回目の記事のまとめ

 

実質還元率を計算する際は、「pt換金最低単位」 と「実質還元率を計算する期間」に着目する必要がある。

 

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